八巻先生には、大学のゼミ生というご縁がきっかけでお世話になりました。
先生との思い出は、全て楽しいものばかりです。アイスをご馳走になりつつ駒沢公園のベンチで世間話(?)ばかりしていた初めての院ゼミ、授業終わりにラーメン居酒屋で聞く日本酒うんちく。やまきオフィスに就職した後は、恒例の忘年会でお鍋やお寿司を食べながら1年を振り返るのも毎年の楽しみでした。
懐かしい思い出とともに蘇ってくるのは、先生の「おもしれ〜〜」という言葉。色んな場面で発せられる「おもしれ〜〜」。ケースの話をしているときに出てくるやや深めの「おもしれ〜」、趣味の話でテンション高めの「おもしれー!」、棒読み簡易バージョンの「おもろ!」など、バリエーションは実にさまざま。
八巻先生は、常におもしろいことを見つけ、臨床もプライベートも、何事も楽しんで取り組まれる人だったように思います。少なくとも、私自身は自分のポンコツな部分やちょっと変わった所を先生がおもしろがってくださったおかげで勇気づけられ、とても充実した大学院生活を送り、心理の世界で頑張ってみたいと希望を持つことができました。このような先生の「かかわり」から学ぶものは多く、心から感謝しています。
突然のお別れから、早くも1ヶ月が過ぎました。先生のことなので、そちらでも既におもしろい何かを発見されている事と思います。再会した時には、ぜひおもしろい話を聞かせてください。